日本語教師【養成】における教育内容
こんにちは
今日は、
日本語教師【養成】における教育内容を確認します。
前回紹介しました、
日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)P37
の記載事項の整理になります。
まず試験は、「3領域・5区分・16下位区分」に分かれます。
【3領域】
1。社会・文化・地域に関わる領域
2。教育に関わる領域
3。言語に関わる領域
重たいのは3。言語ですね。
ここは、普段の生活で使う日本語を、
外国語を見るような視点で分解し、順序系統だてて組み立て直す作業でした。
【5区分】
1。社会・文化・地域
2。言語と社会
3。言語と心理
4。言語と教育
5。言語
試験Ⅰではこれらの区分別に出題されます。
試験Ⅲは応用問題なので、横断的に出題されます。
海外で暮らす私にとっては、「3。言語と心理」は自分自身の体験を診断、処方してくれるような内容でした。カルチャーショック、異文化理解、適応などの知識を得た上で海外生活を始められたらどんなによかったのか。知識の大切さを気付かされた区分です。
次回以降、これらの区分に沿って、知識を整理したいと思いますが、
重要項目順に進めたいので、まずは言語一般、次に言語と教育、
と下の区分から進めます。
日本語教育能力検定試験とは?
まずは試験について。
試験はこちらが主催となります。
公益財団法人 日本国際教育支援協会 JEES
令和5年度からオンライン出願が可能となり、
海外在住者にも手軽に申し込める方式になりました。
出題範囲は、文化庁HPにある
「日本語教育人材の養成・研修の在り方について(報告)」について | 文化庁
国語分科会(第67回)においてまとめられた報告の本文 P37
に記載されています。
赤本にも出題範囲が記載されていますが、各区分の解説、その他の教育内容の例、などが記載されていますので、一度目を通すと良いと思います。
報告本文は大量ですので、概要でサラッと内容確認するのもいいです。
そして、令和5年の試験では、
日本語教師の三つの段階
養成
初任
中堅
これが出ましたね!
事前に見ておいたのでよかったです。
以上、令和5年試験について書きましたが、
皆さまご存知の通り、令和6年から新試験になります。
5年の試験で手一杯でしたので、6年試験については未調査ですが、
再受験に備え、こちらも後日調べていきたいと思います。